近頃めっきり見なくなった自動車用語のひとつに「大衆車」がある。いまどき「大衆車」というと、なんだかビンボーな感じがするかもしれない。
バイクに興味を持った、あるいは乗りはじめたきっかけを尋ねると、40~50代の返答は十人十色ではあるものの「男の子は16歳になったらバイクに乗るものだと思っていた」という言葉に集約される。
「バガボンド」という作品がある。’98年から連載を開始した吉川英治「宮本武蔵」を題材としたマンガであり、累計4千万部以上ともいう、とてつもない発行部数を誇るだけにご存じの方も多いはずである。