自由に見えて不自由な時代である。自分の発言や行動を縛るものは何もないように見えて、
その実、“空気を読み”ながら発言し、行動していたりする。
多くのメディアが伝える通り、新型ジムニーの構成は伝統の二本立てだ。660㏄の直列3気筒ターボを搭載するのが「ジムニー」で、このシャシーに185幅のタイヤを納めるオーバーフェンダーを装着し、1.5リッター自然吸気エンジンを搭載したのが「シエラ」だ。
モータースポーツはこの先どうなってしまうのだろうと、心配になることがある。「トップ」を自認するカテゴリーはドライバーのレベルがトップであるだけでなく、車両を構成する技術もトップだと自認してきた。
「LIFE」は意味深な言葉である。文脈によって、生活とも、人生とも、生命とも訳される。クルマやバイクを愛する人たちにとって、それらは生活とともにあり、人生を彩り、生命に活気を与えてくれるものである。
今年で2輪から4輪のレースに転向して6年目になる。今はル・マン系のレーシングカーのLMP-3に乗っていて、バイクは趣味で乗る程度だ。僕は2輪のロードレースからモトクロス、モタードと経験してきた。
「特別すごいヤツがほしいわけじゃない、シンプルなバイクが良い」「アップライトなポジションで、重た過ぎず、一泊二日程度のツーリングに行けて、2人乗りがしやすければ尚イイ」それなりの年齢になったライダーにとって、理想のバイクのイメージは、大方これに近いのではないだろうか。
『OVER DRIVE』 全国東宝系公開中 ©2018「OVER DRIVE」製作委員会
よし、俺はこの映画をひいきにしよう。
正直に言えば、最初は「ラリーの映画やるんだ? そりゃ珍しい」とは思ったものの、それ以上に興味を持ったわけでは無かった。
ラムジーの町を背後に抱えるポイント、ガスリーズメモリアルを通過するダン・ニーン選手。この2日後の5月30日のプラクティス走行中にクラッシュ、帰らぬ人となった。
もう長い間、戦争も紛争もない日本。
世界中で起こっている悲惨な出来事がテレビなどで報じられることも少なく、あまりにリアルな映像は、ぼかされ、死は遠いものとして覆い隠されているような気がする。
決して、ブォーンやフォーンではなく、グゥオンでもない。「クォンッ、クォンッ」という歯切れの良いGSX-R系エンジンの排気音は、アクセルを急開閉した時に少しだけ「ジャワッ」とレーシングキャブのような吸気音が混じる。
加賀山のマシンは、チームメカニックが製作した鉄フレームにGSX-R1000のエンジンを積んだオリジナルのカタナ。フロントはGSX-Rの純正を基本とし、リアはユニットプロリンクとなっている。
「バイクはレースの道具」そう考えるレーシングライダーは多い。市販車についてあまり知らず、免許証を持っていない人も珍しくない。