ここ1年ほどクルマの練習のためにサーキットを走る機会が増えた。
サーキットを走るには大まかに2つの方法があって、1つはディーラーやショップやイベント会社などが主催するサーキット走行会に参加する方法。もう1つは、サーキットの会員となってライセンスを取得し、サーキットが設けている練習走行の時間内で走る方法。
特定のサーキットでライセンスを取るためには、そのサーキットが開いているライセンス講習会に参加し、規定の会費を納める手続きが必要となる。
どこのサーキットでライセンスを取るかは悩みどころだが、私の場合、目的のサーキットが遠いと往復に掛かる時間や渋滞のことを考えてつい億劫になってしまい、結局、最後は”通いやすい場所”に落ち着いた。袖ヶ浦フォレストレースウェイなら、道路状況が良ければ、編集部のある横浜から1時間強で行くことができる。例えば午前中に30分を2枠、3枠走って、午後仕事に戻ることもできるから、平日の走行枠を利用することも可能だ。
サーキットを走るにあたって、どんなクルマなら走れるの? とか、どんな服装でなければいけないの? といったような疑問は、各サーキットのHPを見れば良い。またどんなライン取りで、どんな風に走ればいいの? といった実践的な疑問に関しては、ネットなどを探せばいろいろと答を見つけることもできるだろう。
でも、いざ「さぁ今から走りに行こう」となったとき、どんな準備をして行ったらいいのか、最初、私は皆目分からなかった。
サーキットに行くようになって分かったことだが、走行前にはいろいろとやることがあって、実は結構忙しい。走行券の購入や着替えに加え、クルマの中の荷物を全部外に出して、空気圧をチェックしたり、エアバックを解除したり。一方では走行前に少しずつ水分の補給もしておいた方が良い。
袖ヶ浦フォレストレースウェイでは走行時間は1枠30分。終わってピットに戻って来たら、まずはボンネットを空けてエンジンを冷やすこと。タイヤの空気圧もチェックした方が良い。
走行を終えて帰る前には、空気圧を元に戻し、ホイールナットの弛みを再度チェックして、エアバックとespをONにすることも忘れてはいけない。切るのも戻すのも忘れると大変なので、サーキットに行くときには、「エアバッグ、esp」とマジックで大きく書いたガムテープを、インパネの目立つ場所に貼るようにしている。
慣れている人はすべてを一人でこなせるけれど、できれば誰かに一緒に来てもらうのがベターだ。準備がスムーズにいくと集中して走行に臨むことができる。慌てないよう、準備はしっかりやっておきたい。
仲間と一緒に袖ヶ浦フォレストレースウェイのライセンスを取るなら…
都心からほど近い場所にある袖ヶ浦フォレストレースウェイ。「走ってみたい」と思ったら、まずはHPのコーススケジュールでライセンス講習会の日程をチェック! でも…日程が合わない。そんな時は、ある一定以上の人数が集まれば、『WITH ME RACING』でもライセンス講習会を代行してくれる。WITH MEは袖ヶ浦フォレストレースウェイでも二輪四輪の走行会を主催しているので、初心者はWITH MEの走行会に参加してみるのもおススメ。詳しくはWITH MEにお問い合わせを。
撮影の日、ドライバーでもありライダーでもある『WITH ME』の丸山 浩さんが練習に付き合ってくれた。WITH MEの走行会なら、同乗走行も可能。もちろん個人の質問にも答えてくれるし、アドバイスもしてくれる。