取材者などが受け取るパスにはずっと以前から、「モータースポーツは危険です」を意味する英文が印刷されている。取材者といえども油断しないようにとの戒めだ。
クラスレス感が魅力の孤高の存在
「390 DUKE(デューク)」が納車されて8ヵ月ほどたった。僕にとって人生初めてのバイクだ。待ちに待って手に入れたこのバイクを僕はかなり気に入っている。付き合い始めて分かったことだが、このDUKEの一番の強みは「軽さ」という点だ。
実は奥が深いフォーミュラE
電力だけで動くフォーミュラカーレースとして話題を集めていた「フォーミュラE」の記念すべき初戦が先月開催された。地上波でTV中継されるとあって楽しみにしていた方も多いだろうが、同時にF1を頭に描きながら観ていると、観戦後に何やら物足りなさを感じたかもしれない。
F1ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1 Vol.54 無線で言ってはいけないこと
F1マシンはいくつものセンサーを搭載し、各種コンポーネントが正常な状態かどうかモニターしている。タイヤの空気圧しかり、ブレーキディスクの温度しかり、ギヤボックスの油圧しかりだ。ハイブリッドシステムを構成する各種コンポーネントの温度も精密に監視している。
F1ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1 Vol.53 リカルドの意外な躍進
2014年シーズンはメルセデスAMGが圧倒的に強く、同チームに所属するニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンを中心にチャンピオン争いが展開している。だが、そこに割って入るドライバーがいる。しぶとい走りが身上のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)? それとも同じくフェラーリのキミ・ライコネン?5連覇を狙うセバスチャン・ベッテル(レッドブル)?
FEATURE1 STIがニュル24hに挑戦する理由
STI(スバルテクニカインターナショナル)は、新型スバルWRX・STI(北米仕様。国内仕様は8月25日に発売予定)に専用チューンを施した「スバルWRX・STI・NBRチャレンジ2014」を引っ提げ、6月19日~22日に開催されたニュルブルクリンク24時間レースに出場した。狙いは’11年、’12年に続く3度目のSP3Tクラス(排気量2ℓ以下のターボ車)優勝。
レゾンデートル ある者の存在する理由
レゾンデートルとは、フランスの哲学用語だ。
直訳すると「存在理由」や「存在意義」といった言葉になる。
しかしそれは、周囲が認める存在価値という意味ではない。自分自身が求める存在意義や、生き甲斐のことを指す。
世間から存在価値を認められようとするのか、自らの存在意義を貫いて生きるのか。
他人から見れば意味を見いだせない行動であっても、それは本人のレゾンデートルに基づいた行為なのかもしれない。
違いの分かる男の現在 由良拓也はなぜモチベーションが途切れないのか
F1ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1 Vol.52 エンジニアのチーム体制
シーズン開幕以来、メルセデスAMGの快進撃がつづいているが、トラブルと無縁というわけではない。第9戦イギリスGPでは、スタートからトップを快走していたニコ・ロズベルグ車にトラブルが発生した。
おしゃべりなクルマたち Vol.72 神様のお導き
すでにご存知の読者もおられるだろうが、このコラムの担当編集者、若林葉子さんが、次回のダカールラリーにナビゲーターとして参戦することになった。久しぶりに聞いたビッグニュース。
FEATURE1 アライの生んだコロンブスの卵 ~シールドにシェードを付けるという発想
問い合わせ:アライヘルメット 048(641)3825 www.arai.co.jp
シェードを上げるとサンバイザーになり、下げればスモークシールドとして機能する。ふたつの機能を持つオプションパーツの『プロシェードシステム』がアライヘルメットから発売された。取り付けはとても簡単。フルフェイスヘルメットの既存のシールドを外して、『プロシェードシステム』に交換するだけで済んでしまう(*)。
鈴鹿8耐黎明期のヨシムラ
毎年10万人近い観客が訪れることから夏の祭典と呼ばれる鈴鹿8耐。数々のドラマを生み、多くのヒーローを誕生させる檜舞台といえるレースだ。今年60周年を迎えたヨシムラにとっても鈴鹿8耐は縁深い。’78年の初回大会で優勝、世界選手権に昇格した’80年も制し、「ヨシムラ」のカタカナ4文字を世界に轟かせるきっかけとなった。ヨシムラは鈴鹿8耐の黎明期をウエス・クーリーやグレーム・クロスビー、ケビン・シュワンツらと共に闘った。当時の鈴鹿8耐とヨシムラの軌跡を、F1カメラマン原富治雄の写真から振り返ってみたい。