写真のオートバイの前輪をよく見てほしい。フロントフォークを使用しない「ハブセンターステアリング」と呼ばれる構造になっている。〝ハブセンターステアリング〟といえば、’80年代初頭の世界耐久選手権や、「ロン・ハスラム」が世界GP500㏄クラスで駆ったフランスの「elf(エルフ)」を思い出す人もいるだろう。また市販車においては、「ビモータ」の「tesi(テージ)」が1990年から歴代のシリーズにこの方法を取り入れている。
125ccで115万円の理由〜Vespa 946
115万円。それが、この「ベスパ946」の価格である。125㏄のスクーターとしては異例に高価だが、イタリア本国でも9000ユーロとなっている。つまり、このところの為替相場に照らし合わせると、相対的にはむしろリーズナブルなほどだ。
二輪と四輪のヘルメットの違い
『アライ』のヘルメットは滑らかな球面フォルムで衝撃をかわし、吸収しなければならないエネルギーを最小限にする設計思想を貫く。2輪用、4輪用を問わず、衝撃を分散する突起物のない帽体形状と、衝撃吸収性能がヘルメットにとって優先すべき性能であることは間違いない。
FEATURE1 アメリカン・カスタマーの創ったBMW
イタリアで発表された「 CONCEPT 90」は、往年の名車「 BMW R90S」をモチーフにしている。
~BMW CONCEPT 90~
ここで紹介するBMWのコンセプトバイク「CONCEPT90(コンセプト・ナインティ)」は間違いなく2013年を代表するマシンとなるだろう。
このバイクは、BMWモトラッドの創立90周年を記念して制作されたのだが、秋から始まるヨーロッパ各国のモーターサイクルショーでBMWが発表を予告している新型ロードスターのティザー的存在でもある。 “FEATURE1 アメリカン・カスタマーの創ったBMW” の続きを読む
フレンチプレミアムという選択
508はプジョーのフラッグシップモデルだ。美しいスタイリングもさることながら、特筆したいのが静粛性の高さ。高速道路に乗り入れても、助手席にいる大切な人と囁きあうような会話ができる。視覚だけでなく触感にまでこだわった上質な空間がもたらす心地よさは「クォリティ・タイム」という508のコンセプトをもっとも明確に表している部分だ。ライバルたちを凌ぐ広々とした室内空間を含めて評価すれば、このクラスでもっともラグジュアリーなインテリアだと断言できる。 “フレンチプレミアムという選択” の続きを読む
FEATURE3 LOTUS motorcycles
先頃、世界中のライダーはもちろん、4輪ファンにとっても気になるニュースが飛び込んできた。イギリスのスポーツカーメーカー「ロータス」が、オートバイの開発に乗り出したというのだ。 “FEATURE3 LOTUS motorcycles” の続きを読む
125と共通車体の390 ~KTM 390DUKE~
KTMは、なんとユーザーの心を昂らせるのが巧いメーカーなのだろう。今回発売された「390DUKE(デューク)」のフレームや外装パーツは、すでに発売されている125/200DUKEと共通部品である。しかしKTMオレンジに塗られたフレームやホイール、専用にカラーリングされたタンクカバーのせいか、存在感が高まっている。 “125と共通車体の390 ~KTM 390DUKE~” の続きを読む
アコースティック プレジャー
電子制御された過給器やハイブリッド、それに安全のための電子デバイスは、
時代が求めた必然であり、未来を豊かにする可能性があることは理解できる。
しかしそれだけでは、クルマやバイクの持つ本来の魅力がなおざりにされてしまう気がする。 “アコースティック プレジャー” の続きを読む