この原稿を書いているのは東京モーターショーのプレスデー前夜。かつての勢いこそないものの、東京は依然として主要な国際モーターショーのひとつであり、この時期になると世界各国から多くのプレス関係者やメーカー関係者が集う。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.75 VW不正事件とジャーナリストの務め
VWにとって未曾有のスキャンダルになったディーゼル車の排ガス問題。事の発端となった米国に加え欧州でも不正が発覚するなど、ことはVWの経営、ひいてはメイドインジャーマニーの信頼失墜にまで及びつつある。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.74 おごる駐車監視員
つい先日、東京の湾岸警察にほど近い場所でなんとも納得のいかないシーンに遭遇した。駐車監視員が乗った白い軽自動車が自ら違法駐車をしながら駐車違反の取り締りをしていたのだ。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.73 スマホが変える車載器の未来
先日、海外取材でドイツとオランダを1200㎞ほど走ったのだが、そのとき大いに役立ったのがiPhoneと車載ナビ/オーディオを接続して使うアップルの「CarPlay」だった。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.72 車内放置の厳罰化
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.71 アメリカ人の半額以下のクルマに乗る日本人
先日、新聞記事を読んでいてある数字に目がとまった。北米の新車平均購入価格が3万3000ドルに達しているというのだ。日本円に換算するとちょうど400万円。いくら景気がいいとはいえ、にわかには信じがたい数字である。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.70 日本に迫る品質の追い上げ
ユーザーの自動車購入に大きな影響を与えることで知られる調査会社JDパワー社が、米国で新車として販売されてから3年経過した時点でのメーカーごとの不具合率を発表した。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.69 手軽なボディ剛性アップ術
試乗記を読むたびに「ボディ剛性」という言葉を目にすると思う。僕もよく使うし、同業者もよく使う。でもそれ以上にこの言葉を連発するのが自動車メーカーのエンジニアたちだ。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.68 参戦する理由
今年、ホンダが7年ぶりにF1に復帰する。しかもタッグを組むのはマクラーレン。マクラーレン+ホンダの黄金コンビは23年ぶりの復活だ。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.67 ズレてゆく“軽”への危惧
最近の軽自動車事情について常々考えていたことがある。考えていたというよりは、違和感をもっていた、と言った方がより正しいだろう。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.66 トヨタのしめす水素ワールド
ごく短時間、それもクローズドコース内という限られた条件下だったけれど、ミライに乗った僕は久々にワクワクしていた。こんな感覚を味わったのは…そう、1997年の夏に初代プリウスに乗ったとき以来だ。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.65 徳大寺有恒という存在
徳大寺有恒さんに初めて会ったのは1988年。とある雑誌の対談連載で司会進行と対談原稿の作成を担当したのがきっかけだった。自動車本の中で唯一のベストセラーになった「間違いだらけのクルマ選び」の著者としてすでに有名だった徳大寺さんだが、その風貌や独特の語り口からして超個性的な人だった。