『アライ』のヘルメットは滑らかな球面フォルムで衝撃をかわし、吸収しなければならないエネルギーを最小限にする設計思想を貫く。2輪用、4輪用を問わず、衝撃を分散する突起物のない帽体形状と、衝撃吸収性能がヘルメットにとって優先すべき性能であることは間違いない。
femme特集 レーシングドライバー 井原慶子
井原慶子さんが「レーサーになりたい」と思ったきっかけは、レースクイーンとしてサーキットを訪れ、現場のニオイ、いや、香りにクラッときたからだった。その頃はまだ運転免許証すら持っていなかった。男性社会に飛び込むようなものだったし、常識的に考えてスタートは遅かった。だが、いきなり世界を目指した。 “femme特集 レーシングドライバー 井原慶子” の続きを読む
フレンチプレミアムという選択
508はプジョーのフラッグシップモデルだ。美しいスタイリングもさることながら、特筆したいのが静粛性の高さ。高速道路に乗り入れても、助手席にいる大切な人と囁きあうような会話ができる。視覚だけでなく触感にまでこだわった上質な空間がもたらす心地よさは「クォリティ・タイム」という508のコンセプトをもっとも明確に表している部分だ。ライバルたちを凌ぐ広々とした室内空間を含めて評価すれば、このクラスでもっともラグジュアリーなインテリアだと断言できる。 “フレンチプレミアムという選択” の続きを読む
FEATURE3 LOTUS motorcycles
先頃、世界中のライダーはもちろん、4輪ファンにとっても気になるニュースが飛び込んできた。イギリスのスポーツカーメーカー「ロータス」が、オートバイの開発に乗り出したというのだ。 “FEATURE3 LOTUS motorcycles” の続きを読む
Perfectionist セバスチャン・ロウブ
ナポレオンによって制定されたフランスの最高勲章である「レジオンドヌール勲章」を授与されたドライバーがいる。その青い目の男は「アイスクール・セブ」と呼ばれ、常に冷静を装い動揺を外に見せることはない。
史上最も成功したラリードライバーの彼は今期を最後にWRC ラリーから引退するという。今月は日本を代表するラリージャーナリストの古賀敬介がその男「セバスチャン・ロウブ」について語る。 “Perfectionist セバスチャン・ロウブ” の続きを読む
野性であれ、紳士であれ
「タフでなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格がない」
フィリップ・マーロウの台詞の意味が分かりかけてきた。
相反するWild =野性とGentle =紳士。
タフなだけではない。優雅なだけでもない。
人生の折り返し地点を越えた今だからこそ、
自らを安らぎ、鼓舞するクルマが求められている。 “野性であれ、紳士であれ” の続きを読む
アヴァンギャルドのベンチマーク
シトロエンDSラインのトップバッター、DS3が日本に上陸したのは2010 年。当初は「なぜDSの2文字がこれに?」と賛否両論が巻き起こったものだが、あれから3年経って、この国でもDSラインのコンセプトがだいぶ浸透してきたようだ。
“アヴァンギャルドのベンチマーク” の続きを読む
道とクルマと未来のコト(1)
地球環境への配慮、高齢化社会への対策。
私たちは今、否応なくそれらの問題と向き合わなくてはならない。
どうしたらクルマの魅力を失わず、
誰もがハッピーになれる未来を描けるか。
自動車先進国ヨーロッパに、ヒントはありそうだ。 “道とクルマと未来のコト(1)” の続きを読む
名車になる条件
時代を越えて愛されるクルマもあれば、
時代の移り変わりと共に消え去ってしまうクルマもある。
名車になるべくして誕生してきたクルマもあれば、
多くの人に愛されて名車と呼ばれるようになったクルマもある。
また、誰もが認める名車もあれば、意見が分れる名車もある。 “名車になる条件” の続きを読む
気品という名の牙を磨いた新生ジャガー
ジャガーが誕生したのは1935年のことだ。創業者はその名にちなみ、自社の製品に「気品とスピード」のイメージを重ね合わせたという。以来、流麗なスタイリングと性能の高さは、歴代モデルと切っても切れない関係となった。
ジャガーは1990年にフォードの傘下に入り、ランドローバーやボルボとともに高級車部門の一翼を担うことになった。いくつかの試行錯誤と紆余曲折を経て2008年にインドのタタ・モーターズ傘下に入り、現在に至る。 “気品という名の牙を磨いた新生ジャガー” の続きを読む
F1 ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1
Vol.38
ミスの理由
第3戦中国GPの予選で、M・ウェバーのレッドブルRB9がコース上に止まった。原因はガス欠である。ウェバーはその時点で14番手のタイムを記録していたが、燃料タンク内に1リットル以上残っていなければいけないルールに抵触したため、予選から除外されるという厳しいペナルティを受けた。ウェバー車のタンクに残っていた燃料は150mlだったそう。ガス欠の原因は、給油機にまつわるトラブルだった。 “F1 ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1” の続きを読む
オンナにとってクルマとは
Vol.32
P シュランの三ツ星は…!?
とあるウェブサイトのお仕事で、バックで駐車場に入れるときのポイントを、運転が苦手な女性に分かりやすく簡潔に教える、というコンテンツに掲載する言葉を考えた。3コマの画像にそれぞれコメントをつけるもので、これがかなり難しい。 “オンナにとってクルマとは” の続きを読む