ボーダーレスの時代

カテゴリやジャンルがはっきりしていれば、相手に伝わりやすく、理解されやすい。そして受け入れる側も迷いを持たずにすむ。しかしここ数年、カテゴリの区分けが難しいモノや、新しいジャンルも増えてきた。クルマやオートバイに限った話ではないが、数字だけでは計れない部分や、言葉化しにくいニュアンスこそが判断の決め手だったりもする。感性を研ぎ澄まし、自らの意思や価値観で物事を判断していくことが必要な時代になってきているのだ。

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EVのF1開幕元年 “Formula E” とは何か

 テレビ朝日が公式練習から予選、決勝までを地上波、BS、CSの3波一体の総合編成でフルカバーすると発表し、話題を振りまいているのが2014年から始まる「フォーミュラE選手権」だ。

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F1ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1 Vol.45 影響大の8速固定化

 2014年のF1は、2006年以来使いつづけてきた2.4リットル・V8自然吸気エンジンから、1.6リットル・V6直噴ターボエンジンに載せ替える。乗用車で流行する過給ダウンサイジングの流れを取り入れたわけだが、変更点はそれだけではない。運動エネルギー回生システムと熱エネルギー回生システムという、2種類のハイブリッドシステムを搭載し、エンジンと合わせて統合制御する必要が出てきた。レースで使用できる燃料は100kgに制限されるので、3〜4割燃費を向上させないと、走り切ることすらできない。

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おしゃべりなクルマたち vol.65 若作りとクルマの修理

 我が愛車、フィアット・パンダの走行距離、ただ今9万キロ。クルマ作りを職にするダンナに言わせるとこれからが本領発揮の時という。買い替えたいだの新車が欲しいだの言わせないための戦略とわかっていながら、それでも乗るたびに絶好調だなあと私も思う。エンジン音に籠ったところがなく、走りがノッている、そんな印象。ところが。

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トヨタの純正カーナビ機能をアプリで手に入れる

 トヨタが純正カーナビのみで展開していた情報を、一般向けサービスへと進化させた。それが、スマートフォン向けテレマティクスサービス「smart G-BOOK」だ。カーナビ機能に留まらないというこのアプリ、果たしてどんな実力を持っているのか。

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欧州でSRが復活した理由

 ヨーロッパでSRが再び販売されることになった。EICMA(ミラノショー)のヤマハブースではスタンダードのSR400と共に、カスタムビルダーによって設えられたカスタムSRが並び、大いに注目を集めていた。SRは’80年代中頃まで、主に〝500〟が欧州に輸出され、ドイツではベストセールスを記録していたこともある。

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チャンピオンという人格

 四輪のレースであれ二輪のレースであれ、最高峰の舞台での実力はみな互角。誰が勝ってもおかしくはない。しかし実際にシリーズチャンピオンを手にできるのはほんの一握りだ。チャンピオンと、それ以外の人間を隔てる壁は大きい。チャンピオンとはいったい何なのだろうか。

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クリスマスに本を贈ろう

 大切な誰かに本を贈る。

 それはとても楽しく、そして勇気のいることだ。優れたクルマに哲学を感じ取れるように、どんなものにも作った人の心が込められているには違いないけど、想いを言語によって記述する「本」は、何というか、あからさまなのだ。オープンマイハートなのだ。小心者としては、気に入られなかったら自分を否定されたぐらいの覚悟で贈ったりもするのだが、うまくいけば心の距離が近くなった気にもなれる。季節はクリスマス。魔法の力を借りて、一歩踏み出す勇気を持とうではないか。

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シルエットフォーミュラ ポルシェ935 グループ5

 日本中がスーパーカーブームに沸いた1970年代中盤。世界中の名立たるスポーツカーレースでは、白を基調としたマルティニ・カラーに身を包んだポルシェのレーシングモデルたちが、この世の春を謳歌していた。

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新たなるアガリのバイク VYRUS 984C3 2V

 写真のオートバイの前輪をよく見てほしい。フロントフォークを使用しない「ハブセンターステアリング」と呼ばれる構造になっている。〝ハブセンターステアリング〟といえば、’80年代初頭の世界耐久選手権や、「ロン・ハスラム」が世界GP500㏄クラスで駆ったフランスの「elf(エルフ)」を思い出す人もいるだろう。また市販車においては、「ビモータ」の「tesi(テージ)」が1990年から歴代のシリーズにこの方法を取り入れている。

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125ccで115万円の理由〜Vespa 946

115万円。それが、この「ベスパ946」の価格である。125㏄のスクーターとしては異例に高価だが、イタリア本国でも9000ユーロとなっている。つまり、このところの為替相場に照らし合わせると、相対的にはむしろリーズナブルなほどだ。

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