レゾンデートルとは、フランスの哲学用語だ。
直訳すると「存在理由」や「存在意義」といった言葉になる。
しかしそれは、周囲が認める存在価値という意味ではない。自分自身が求める存在意義や、生き甲斐のことを指す。
世間から存在価値を認められようとするのか、自らの存在意義を貫いて生きるのか。
他人から見れば意味を見いだせない行動であっても、それは本人のレゾンデートルに基づいた行為なのかもしれない。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.61 日産が今、すべきこと
日産でインフィニティブランドを統括していたヨハン・ダネイスン氏が退職した。アウディから移籍してわずか2年。昨年にはナンバー2のカルロス・タバレス氏も日産を去っている。そんなお家騒動含みの展開に加え、肝心の業績も振るわない。就任から15年。見事なV字回復を達成したカルロス・ゴーン社長の神通力にもついに陰りが見えはじめたようだ。
違いの分かる男の現在 由良拓也はなぜモチベーションが途切れないのか
F1ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1 Vol.52 エンジニアのチーム体制
シーズン開幕以来、メルセデスAMGの快進撃がつづいているが、トラブルと無縁というわけではない。第9戦イギリスGPでは、スタートからトップを快走していたニコ・ロズベルグ車にトラブルが発生した。
オンナにとってクルマとは vol.47 シートアレンジの憂鬱
レジャーシーズン真っ盛りの今、女性は愛車の意外な一面を知ってガッカリすることがある。旅行などで荷物をたくさん積まなければならないがゆえの、悲劇かもしれない。
おしゃべりなクルマたち Vol.72 神様のお導き
すでにご存知の読者もおられるだろうが、このコラムの担当編集者、若林葉子さんが、次回のダカールラリーにナビゲーターとして参戦することになった。久しぶりに聞いたビッグニュース。
FEATURE1 アライの生んだコロンブスの卵 ~シールドにシェードを付けるという発想
問い合わせ:アライヘルメット 048(641)3825 www.arai.co.jp
シェードを上げるとサンバイザーになり、下げればスモークシールドとして機能する。ふたつの機能を持つオプションパーツの『プロシェードシステム』がアライヘルメットから発売された。取り付けはとても簡単。フルフェイスヘルメットの既存のシールドを外して、『プロシェードシステム』に交換するだけで済んでしまう(*)。
FEATURE02 ランエボ・フォーエバー
2.0ℓという限られた排気量内で最高のパフォーマンスを目指し、モータースポーツを通し技術力と速さに磨きをかけてきたのがランサー・エボリューションだ。WRC(世界ラリー選手権)で大暴れし、数多くの神話を築いたランエボが、年度内でSST車(*)の生産を終える。ランエボの終焉が三菱と日本の自動車界に与える影響は限りなく大きい。
岡崎五朗のクルマでいきたい vol.60 燃料電池車を照らす大発見
トヨタが来年に市場投入を予定している燃料電池車(FCV)。ホンダもそれに追随する見込みで、ついにFCVが街を走る時代がやってくる。
F1ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1 vol.51 加速するル・マンへの流れ
2015年にル・マンに復帰する日産のプロジェクト責任者は、ル・マンのパドックでこう言った。「ウチのホスピタリティにはヨソのチームのドライバーがひっきりなしにやってくる。よほどウチのコーヒーがおいしいんだね」と。顔を売り込みにやってくるドライバーの行動をジョークで包んだのだった。
伊丹孝裕のPIKES PEAK への挑戦 2輪部門、日本人初表彰台を目指せ!
4301mという山頂のゴールを目指し、僕は昨年初めてパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに挑戦した。世界中のモータースポーツの中で最も高い標高に位置するチェッカー。そこでトップを獲るということは、ヒルクライムの世界の頂点に立てることを意味し、それを実現した時の爽快な気分を何度となくイメージした。
ダカールへの道 Vol.1 HINO TEAM SUGAWARAに参加
この春、3月も終わりに近づこうとする頃、1本の電話があった。電話の主は菅原照仁さん。ダカールラリーに参戦しているHINO TEAM SUGAWARA 2号車のドライバーだ。1号車のドライバーである父・菅原義正さんとともに、日頃からお付き合いがある。電話の主旨は、次のダカールで協力してくれないかという話だった。